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「四日市公害・市民学校2009」のご案内

2009/09/29 記事

 昨年開催しました「四日市公害・市民学校2008」に、ご参加頂き本当にありがとうございました。全6回の連続講座でしたが、皆様のおかげをもちまして、意義深い講座であったと考えています。 第1回で四日市公害の現代的な意味を整理し、続いて2回3回でその歴史をたどり、また4回5回では現在進行している新たな形の公害を検証し、そして最後の回では四日市公害の教訓をこれからの街づくりに繋げるいくつかの具体的な検討をおこないました。 昨年に引き続き本年も「四日市公害・市民学校2009」をご案内の通り開校することに致しました。皆様のご参加をお待ち申しております。 「四日市公害」や「公害」から学ぶことは本当に多くその教訓も多岐にわたりますが、その聖加は現在人類が直面している環境問題の解決にも必ずや寄与するはずです。そして、また、今回の市民学校を通じて人の心が人に繋がるような講座になればとも願っています。第...

四日市公害・環境市民学校2009の開催

2009/06/25 記事

四日市公害・環境市民学校2009の開催 四日市公害・環境市民学校2009の開催を10月から予定しています。現在、市民塾及び市民学校のメンバーで計画を練っているところです。詳細については、今後こちらのHPに掲載していきます。また、案内を四日市公害・環境市民学校2008に参加された方には、メール等で案内をしたいと思います。

四日市公害・環境市民学校2008参加へのお礼

2009/04/01 記事

四日市公害・環境市民学校二〇〇八参加へのお礼 この度は市民学校二〇〇八への参加、誠にありがとうございました。記名された参加者は一四三名、延べ参加者は四二三名、各回の参加者は平均して約五〇名、修了証をもらった人(五回以上の参加者)は三六名でした。これは私たちの当初の予想をはるかに超えるもので、今後の市民活動への手ごたえを大いに感じることができ、こころから感謝します。 振り返ってみれば、この市民学校は、四日市再生・公害市民塾が中心となって企画した『「四日市公害判決三五周年」市民の集い』(二〇〇七年七月二二日)が大きなきっかけでした。これを準備する中で、いままで語り部活動(公害教育)を中心としてきた市民塾をさらに充実させ、四日市の変革、市民運動の活性化の取り組みの一つの要として「NPO環境市民大学よっかいち」を立ち上げ、市民学校を開校しようということになりました。 第一回は宮本憲一先生による基調...

第9回講座のご案内

2009/02/15 記事

  第9回講座『環境をまもる---反公害運動の今後の課題をめぐって』参加者全員で交流しあい、学びあい、展望を探りましょう  いよいよ最終回です。 これまでを振り返り、今後の課題を明らかにします。前半では、主催者側から、基調報告及びこの間の取り組みを担当者から報告します。その内容は、公害資料館づくり、公害学習と語り部、石原産業問題、四日市港長期構想、海岸清掃・流域下水道処理問題、若手による通信活動などです。 公判では、五回以上の参加者へ修了証書を授与します。 その後、私たち一人ひとりがいま、過去のそして現在の四日市公害をどう受け止めているのか、これまでで何が明らかになったのか、これから何がしたいのか等、自由に語り合い学びあって確かな展望へとつなげてゆければと思います。 ふるってご参加ください。

第8回講座の案内

2009/01/31 記事

四日市公害・環境市民学校2008~第8回講座の案内~2月14日(土)午後1時30分開始四日市市総合会館7階「産業廃棄物問題 ~その発生と責任を問う~」四日市大学教授 粟屋かよ子さん 大量生産、大量消費の現代文明の行き着いた先に待ち構えていたものが、廃棄物問題でした。ここには物質、生命、社会、心のあらゆる分野の問題が地球規模で噴出しています。この問題を解決できるかどうかは、人類の存亡と深く関わってきます。 今回はまず、四日市大矢知・平津地区の産廃不法投棄事件を取り上げ、以下にしてそれが全国一の規模にまでなったかを具体的にみてみます。その出発点はすでに、四日市公害当時から始まっています。 次に、廃棄物問題の本質がどこにあるかを探ってみます。その上で、産廃不法投棄の他の事例も紹介しながら、具体的な解決策を探ります。企業や事業者はむろんのこと、法律や行政、学者、住民・市民の意識など、ここでも...

第7回講座の案内

2008/12/07 記事

四日市公害・環境市民学校2008 第7回講座のご案内 1月17日(土) 午後1時30分開始  四日市市総合会館7階 『三重県の一般廃棄物処理政策の問題点と課題』~四日市ガス化溶融炉の経験より~講師:米屋倍夫(元化学会社技術担当役員 四日市在住)  四日市の環境問題を語るとき、生活ごみ(一般廃棄物)の最終処理も避けて通れない問題です。今回は、大手化学会社での技術経験を基に四日市ガス化溶融炉問題に取り組んでこられた地元在住の米屋さんより、計画遂行における行政の動き、対する地域住民、自治会等の対応を振り返って説明頂くと共に、桑名のRDF発電問題もふくめ、三重県がダイオキシン新法(平成14年12月施行)対応として行った一般廃棄物処理の失政より学ぶべき教訓、及び今も引きずっている課題を説明頂くことにしました。 また、四日市市では、北部清掃工場で発生する焼却灰の処理をガス化溶融炉に処理委託していますが、...

市民学校参加へのお礼と第六回講座へのお誘い

2008/12/03 記事

市民学校参加へのお礼と第六回講座へのお誘い 寒さも本格的になって参りましたが、皆さまにはお変わりございませんか。 第五回講座の岡田先生の講演は如何でしたでしょうか。一九二〇年代までの四日市は三重紡績を中心として産業革命を自力でなしとげるほどの力を地元地域が持っていたという話や、街づくりに成功した所にはバカ者(=自分の地域のことしか考えない)、ワカ者(=心が若い)、ヨソ者(=新しい発想ができる)、という「まちづくりの三者」がいるという話など、私は久々に目の前が明るくなり、ここ四日市でも何とかやれるのではないかと少々胸が熱くなってきました。 さて、次回からは現代の公害に話が移ります。一九八〇年代前後より、全国的に「公害から環境」への大合唱が生じ、四日市でも盛んに「公害は終わった、公害は克服された」というキャンペーンがはられてきました。しかしご存知の通り三年前に、石原産業のフェロシルト問題...

第5回講座のご案内

2008/11/12 記事

四日市公害・環境市民学校2008 第5回講座のご案内 11月15日(土) 午後1時30分開始  四日市市総合会館8階 『四日市地域経済の再構築に向けて』講師:岡田知弘(京都大学大学院教授)  港町四日市は、かつては、三重紡績(のちの東洋紡)の本社がある一大紡績産業都市であり、農村部の菜の花を原料にした製油業や万古焼に支えられた都市でした。それが、なぜ、「公害問題」を生み出すコンビナート都市になったのでしょうか。 まず、『四日市市史』の編さん作業を通して明らかとなった、四日市公害を引き起こした歴史的・経済的要因について考えてみたいと思います。 このように歴史を振り返ることによって、確かな視座から未来を展望することが可能になります。コンビナートの再編・空洞化が進む現在の四日市地域経済は、将来的にだれが担っていくのでしょうか。生活を支えるためには、何らかの産業が必要なことはいうまでもありません。し...

第4回講座のご案内

2008/10/09 記事

四日市公害・環境市民学校2008 第4回講座のご案内 10月18日(土) 午後1時30分開始  四日市市総合会館7 『公害患者は今』野田之一さん・石田由忠さん・塚田盛久さん 私たちにとって四日市公害とは何でしょうか・・・。その答えは人により様々に異なっても、公害問題の原点に、公害患者を頂点とした地域住民の被害があるという点では異論はないでしょう。 とりわけ現在迫り来る地球環境問題が主として人間の産業活動によることを思うと、私たちの身代わりに犠牲になられた患者さんたちは、まさに未来への警鐘を打ち鳴らしていると言えるのではないでしょうか。 しかし残念ながら他地域と比較しても、四日市では、患者さんたちが孤立し、反公害の住民運動も十分には育ちませんでした。 それが何故かと問う必要もありますが、ここではまず真摯に患者さんたちの声を聞くことから始めたいと思います。 現在認定された患者さんだけでも488人(20...

第3講座「四日市公害の歴史2」の予告

2008/08/27 記事

 次回の講座を担当する伊藤三男さんから、講座で使用する原稿が届きました。ホタルが四日市公害を語るという異色な歴史講座です。 四日市公害・環境市民学校2008  第3講座「四日市公害の歴史2」原稿 9月27日(土)予定 巷談  ホタルの宿から    作  市珉亭十九   皆さんこんにちは。お初にお目にかかります。このわたくし、実は鈴鹿川の水で育った「ホタル」なんでございます。鈴鹿川というのはほんとにありがたい川でしてな。鈴鹿山系に吸い込まれた雨水雪水がたっぷり地下にしみこんで、伏流水になってるんです。お陰で水道水が地下からの汲み上げ水でまかなわれたり、下流の楠では昔から酒づくりが盛んなのは皆さんご承知のことと思います。 私たちがずーっと昔から住み着いてます楠町の一角も、その鈴鹿川の湧き水に恵まれたありがた~い揺りかごみたいなところです。この「楠町」、実はこちらの町長さんと隣の市長さんが仲良うなって...

特別講座 四日市公害・環境市民学校2008「現地視察」

2008/08/10 記事

特別講座 四日市公害・環境市民学校2008 「現地視察」 8月24日(日)「公害原点の地を歩こう」~塩浜駅から磯津漁港まで午前8時に近鉄塩浜駅に集合し、語り部の方といっしょに磯津漁港まで歩きます。資料「被害地を歩こう」塩浜駅(8時集合)→四日市商業高校跡地→塩浜中学校跡地→昭和四日市石油→県立塩浜病院跡地 →塩浜小学校→磯津海岸→磯津漁港→昭石原油タンク→塩浜駅(11時30分頃)

第2回 四日市公害・環境市民学校「四日市公害の歴史1」

2008/08/10 記事

「四日市公害・環境市民学校2008」第2回 8/23(土) 13:30 四日市市総合会館7F(市役所西)  「四日市公害の歴史1」 語り部・元コンビナート社員 山本勝治氏四日市公害の発生から裁判以降までを当時のエピソードをたくさん取り入れ、写真等も使いながら、語り部の山本氏に話してもらいます。

宮本憲一先生の基調講演7/26

2008/06/28 記事

「四日市公害・環境市民学校2008」第1回 7/26(土) 13:30 四日市市総合会館7F(市役所西) 基調講演をしていただく宮本憲一先生から、講演で使用するレジメが届きました。会場でも配付しますが、こちらにもPDF形式で公開します。「環境を大切にする社会の実現に向けて」 宮本憲一(元滋賀大学学長・大阪市立大学名誉教授)

「四日市公害・環境市民学校2008」開催案内チラシ

2008/06/28 記事

「四日市公害・環境市民学校2008」開催案内来たれ!環境市民学校へ-さわやかな四日市をめざして-、とみなさんに呼びかけるチラシができあがりました。ぜひ、多くの方に参加いただきたいと思います。

四日市市制111周年記念事業として認可

2008/06/23 記事

 この市民学校は、四日市市制111周年記念事業の「市民が提案する事業」として認可されました。 公害市民塾のメンバーが中心となり、この事業を成功させるためのグループを作り、運営にあたってきました。四日市は、公害を本当に克服したと言えるのでしょうか。石原産業のフェロシルト、ホスゲン製造や大矢知地区の産業廃棄物問題など、公害は、形を変えて何度でも出てきています。このことを市民のみなさんといっしょに考えていきたいと思います。